動画エンコーディングについて

DVDから動画ファイルに・・・。っていう技術は大変安定していると思う。
リッピングは老舗のソフト使えばあれだし、エンコーディングはHandBreak使えば、1分足らずの操作でコーヒー100杯くらい飲んでいる間にエンコーディングが完了している(もちろん環境によるけど)
DVDから割と高品質な動画ファイルを無料で作れるというのは、本当に文明の進化だと思う。

これが、BDとなるとどうか。
まだ発展途上である。少なくとも、当方の環境ではリッピングは赤い変な動物の有料ソフトを使っているし、エンコーディングTMPGEnc Video Mastering Works 5を使っている。
上記2本のソフトだけで、約2万円である。しかも、TMPEGEncは一応m2tsファイルには対応しているが、ソフトによって解析できたりできなかったりする。多分DTS-HDマスターオーディオには対応していないので、音声がこのフォーマットだとエンコードできない。残念ながら洋画はDTS-HDマスターオーディオが多い。でもCUDAが使えるところは大きい。画質は、動きの激しいところではブロックノイズが気になるけど、目が疲れるほどではない。大事な動画はx264で、一時的な保管動画はCUDAでという風に使い方を分けている。
TMPGEncエンコードできない場合は、どうするかというと、僕は以下の手法を使う。
ちなみに、洋画で日本語字幕をハードサブする場合。
01.リッピング
02.tsMuxeRで、日本語のPGSファイルを分離
03.BDSup2Subで、subとidxファイルを生成
04.HandBreakで、本編m2tsをエンコード
05.aviutlで、HandBreakでエンコードしたファイルを読み込む
   同じく、sup+idxファイルを読み込む。字幕位置を調整
06.x264でエンコード
07.ひたすら待つ
08.動画チェック
   音がずれる、字幕がずれていないかチェック
   aviutlを使い、幸い今のところ、ずれたことはない。
   MediaCoderを使ったところ、音、字幕がずれて、あきらめた。
09.NAS(MediaTomb)にアップロード
10.PS3で再生できるかチェック
11.完了。リッピングしたファイルを削除
   (これをしないと、ハードディスクがすぐにパンクする・・・)
大体こんな感じなんだけど、洋画の字幕動画を作る場合、2回エンコーディングしなければならないところが、非常に無駄。PS3がソフトサブに対応してくれれば、文句ないんだけどね・・・。